mozmoz

| ウェブのあれこれ中心のブログです

【無料】独学デザイナーに必要なものとは?魅力的なポートフォリオを作るコツ

2019年2月11日

私は一時期デザイナーの採用を担当していたことがあります。
その時、一番重視していたのが「ポートフォリオ」

ポートフォリオとは、デザイナーの作品集です。

デザイナーの力量を知るのに手っ取り早いものです。
どんな案件に関わってきたのか、何年やってきたのか、もちろんそれも重要ですが、
本当に大事なのは「その人がどんなものを作れるのか」ということ。

最近はデザイナーの採用時、ポートフォリオの提出を必須としているところも多いようです。
デザイン会社でも、自社デザイナーでも変わらないですね。

独学からそのままフリーランスでやっていこうと考えている人にとっても、
自分のアピールポイントとして持っておいたほうが良いでしょう。

ポートフォリオを持っているかいないかで、信用度はぐっと変わってくるのです。
本記事では、そんなポートフォリオのいろはについて書いていこうと思います。

大切なのは作品を作ること!

ポートフォリオは「作品集」ですから、「作品」がなければ始まりません

そこで、実務経験のないデザイナーが頭を悩ませるのが「何を載せればいいの?」という問題です。

実際に仕事をしたことない。仕事でもない作品でも大丈夫なのか?という疑問が出てきます。
ですがポートフォリオにとって大事なことは「作品を載せること」です。
つまり、実務で作った作品でなくても大丈夫。

自分が実際の案件を想定して作った、架空のバナーや、架空のサイトリニューアル案などでも良いのです。

もちろん、大手企業の有名な案件に関わった経験があればそれは有利に働くでしょう。ですが、採用側が見るのは、「この人は何を作るのか」ということです。
自分の得意な分野があればそれを推していきましょう。

ポートフォリオには、作品と一緒に載せておくべき情報があります。

  • サイト名 / URL
  • 制作の目的(背景など)
  • コンセプト
  • 担当箇所
  • 制作期間
  • 使用ソフト
  • その他アピールポイントなど

特に、コンセプトや担当箇所、制作期間は実務経験後の転職活動で聞かれることが多い重要ポイントです。
独学からデザイナーになる場合、担当箇所は全て自分になるので、あまり気にする必要はないですが、制作期間についてはしっかりメモをとっておきましょう。

逆に実務経験のある方は、実際に受けた案件を載せることができますが、その場合は公開状況に注意が必要です。
ポートフォリオをサイトとして公開する場合には発注者側の許可をとっておいたほうが良いでしょう。

大抵のデザイナーはBasic認証をかけるなど公開を限定していることが多いですね。

ポートフォリオを作る

作品が溜まってきたら、ポートフォリオを実際に作ってみましょう。
作り方は大きく以下に別れるかと思います。

  • 自分でポートフォリオサイトを用意する
  • ポートフォリオサービスを利用する
  • 印刷物のデータをGoogleドライブで公開する

上から順に説明していこうと思います。

自分でポートフォリオサイトを用意する

最も多いのがこのパターンかと思います。
デザインと一緒に「これくらいのサイトなら作れる」というアピールにも繋がりますからね。
自分でサイトを作る場合、いくつかの手順を踏まなくてはいけません。

  • サーバーを契約する
  • ドメインを準備する
  • コードを書く / WordPressを入れる
  • 公開する
  • basic認証をかける

関連記事:完全無料で自前のポートフォリオを作る方法【Wordpress編】

ポートフォリオサービスを利用する

最近ではポートフォリオ向けのサービスも増えてきました。
ぶっちゃけ一番手っ取り早いのがこの方法です。なぜなら作品を投稿するだけでポートフォリオができてしまうからです。
凄い時代ですよね。
代表的なものをいくつか上げていこうと思います。

Portfoliobox


その名の通り、ポートフォリオに特化したサービスです。
レイアウトやフォントなども非常に充実しています。PCとモバイル用のポートフォリオを準備することができます。
おしゃれなポートフォリオを素早く作ることができる、非常に優秀なサービスです。

簡単にデザインができる、自分だけのポートフォリオを創ろう

Wix


こちらも近年見かけることが多くなりました。個人的にはYoutubeの広告でよく見かけます笑
デザイナーやクリエイターなど、職種別に細かくテンプレートが用意されており、ドラッグ&ドロップで簡単にポートフォリオサイトを作ることができます。

誰でも簡単、無料でつくるあなただけのホームページ – wix

Behance


Adobeが母体のサービス。AdobeといてばPhotoshopやXd、Illustratorなどのデザインツールを開発している企業です。
当然利用者も非常に多いです。
作品を投稿することでそのままポートフォリオとして利用できます。
また世界中のデザイナーが作品を投稿しているのも魅力の一つです。ポートフォリオとして利用するだけでなく、デザインの参考集としても活用できます。

behance

Dribble


こちらもデザイン投稿サービスとしてはかなり有名なサービスです。
世界各地のデザイナーたちが作品を投稿し、交流し合っています。ポートフォリオとしてだけでなく、デザイナーとして刺激を受けることができますね。

Dribble

印刷物のデータをGoogleドライブで公開する

ポートフォリオをA4サイズで作成して、PDFをダウンロードしてもらうという手法もあります。
印刷して企業に持っていくこともありますから、最初からA4で作成しておくというのもありですね。

自分が初めてWebデザイナーとして就職活動をした時は、WebサイトとA4どちらも用意しました。
企業によって印刷かWebかどちらを求められるかわかりませんから、こちらも用意しておくに越したことはないでしょう。

公開はGoogleドライブに上げている人が多いみたいですね。
自分のドライブにフォルダを作り、アップロード、URLを知っているユーザにのみ公開することにより、簡易的に限定公開することができます。

自信を持って自分の作ったものを

ポートフォリオで一番やってはいけないことは、「自分の実力とは異なるものを提出すること」です。
残念ながらそのようなポートフォリオも多いのです。

その場合、企業にとっても、自分にとっても損しかありません。
自分の実力以上の仕事の依頼がきても、絶対にこなせないからです。

まずは自分の実力にあったものからコツコツと初めていくことが大切です。
やっていくうちに実力は必ずついていきます。

自分の作品を自信を持って載せていきましょう。

まとめ

たとえ実務の経験がなくても、ポートフォリオがあるかないかによって相手の印象はグッと変わってきます。

今後のためにも作ったものは捨てずにしっかりストックしておきましょう